
・生産者:
Les Salicaires/レ・サリケア
(ヴァンサン・ラファージュ)
・エリア:ルシヨン
・面積:25ha
ストーリー
ヴァンサンが自身でペルピニャンにパブをオープンさせた後、2016年にカネ・アン・ルシヨンにある家族経営の畑を継いだことで設立。有機農業を取り入れています。
彼が生産者になると決めた後も特にワインの造り方について修行や勉強に行っていません。それは子供の頃より父の仕事を手伝っていた為で、たくさんの経験があったからです。
このエリアは地中海まで1kmと非常に近いため、海のしぶきによりブドウの木にミネラルを与えます。最初のキュヴェは2017年にリリース。
ラッキーなことに、さまざまな品種(マカブー、ムールヴェードル、グルナッシュ・ノワール、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ミュスカ)を所有しています。ブドウの木は樹齢10年から60年くらいで、テロワールは石灰岩と小さな小石でできています。畑全体がAB認証を受けており、エッセンシャルオイル、銅、場合によっては少量
の硫黄のみ使用して栽培しています。この広大な畑の収量量はヴァンサンだけでは持て余すほどの量なので、幅広くブドウを販売しており、オーヴェルニュのパトリック・ブージュやジュラのアリス・ブヴォ(ロクタヴァン)などの有名な造り手にもブドウを販売しています。また、「vin en vrac」という量り売りワインも生産しており、非常に低価格(1リットルあたり2ユーロ)で近くの村の住民に販売しております。
ブドウは手摘みで収穫されます。収穫されたブドウは空圧式のプレス機でプレスされ、キュヴェ毎にアンフォラやタンクに入れられます。発酵には天然酵母のみで行われます。
2020年のミレジムのラベルは、ブリュッセルの有名なアート集団であるHell’O Collectiveのアントニーとジェロームによって作成されました。
Hell’O Collectiveはインスタグラムで2万人以上フォロワーがおり、中には2017年に惜しまれつつ閉店したパリのカリスマ的セレクトショップ・コレットもいます。